教則本:日本舞踊の基礎 内容抜粋 − はじめに −

日本舞踊は能がかった静的な動き、直線的な舞楽の動きである舞(まい)、躍動的な民俗芸能の動きである踊(おどり)、芝居の物まね的な動きである科(しぐさ)から構成されています。ここには、日本の舞踊のすべての動きが統合されていると言われています。

『日本舞踊の基礎』の第1章は、日本舞踊の正しい動きを表現するために不可欠とされている、正しい姿勢と礼儀作法について説明しています。 

正しい姿勢

正しい姿勢になるには、心を静め、

両足先をつける。
両手の指を伸ばし揃え、親指をつける。
両手を伏せ、足の付け根(もも)に指先をやや内側に向け、手のひらを付ける。
腰を上げ(つり腰)、背筋を伸ばす。
丹田(下腹部)に力を入れて下に向け、胸をはる。
あごを引き、後頭部で天井を突き上げるようにする。
肩の力をぬいて首筋を伸ばす。
目は正面を見る。心を落ち着かせる。

日本間・舞台での礼儀作法

日本間または舞台では、座って挨拶をするのが基本となる。美しい立ち振る舞いは、正しい姿勢を崩さずに「座る」、「立つ」ことが基本となる。
お辞儀の基本は相手を見てから上体を下げ、また上体を戻し相手を見ることであるが、丁寧過ぎるものよくないし、乱暴なのは尚悪い。お辞儀のタイミングは、吐く息で頭を下げ、吸う息で上げるのを基本とするのがよい。


基本姿勢の構え

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